雨のあとの校庭が水たまりやぬかるみで使えないことはありませんか。風が強い日に砂ぼこりが舞って困るという声もよく聞きます。最近は急な大雨で水があふれる心配も増えています。
このような悩みを解決するために自然の力を生かす方法があります。この記事では環境をよくする考え方とそれを実現する笑土(わらど)工法を紹介します。グラウンドを設計する方にも実際に使う方にも役立つ内容です。
自然の力を生かすグリーンインフラとは
最近よく聞くようになった言葉にグリーンインフラがあります。これは自然が持っている多様な機能をうまく活用して、私たちが暮らす環境を良くしていくという考え方です。
国土交通省もこの考え方を大切にしており、持続可能な地域づくりのために推進しています。気候の変動による影響を和らげたり、浸水による被害を減らしたりする効果が期待されています。
詳しい国の考え方については国土交通省のグリーンインフラのページで説明されています。自然の働きを利用して地域の課題を解決することが目指されています。
この方法はコンクリートの設備を否定するものではありません。コンクリートの施設と自然の力を生かす施設は役割がちがいます。これらを上手に組み合わせて使うことがこれからのまちづくりで大切になります。

都市の線状降水帯などの水害と酷暑日の暑さにどう備えるか
近年は激しい雨が降ることが増えました。雨水が下水道の処理能力を超えてしまい、街なかに水があふれる内水氾濫という被害が問題になっています。アスファルトの地面が多いと水が地下に逃げられません。
そこで雨水を地面に染み込ませる仕組みが注目されています。土のグラウンドや公園で雨水を一時的に蓄えて、ゆっくりと地下へ浸透させるのです。これにより下水道へ水が一気に流れ込むのを抑えられます。
また土が蓄えた水分は暑さを和らげるのにも役立ちます。土の中の水分が空気中に蒸発するときに、まわりの熱を奪ってくれるからです。自然のクーラーのような働きをして地表の温度が上がるのを防ぎます。
このような自然の仕組みを取り入れることは、地域の防災や暑さ対策としてとても有効です。大きな機械や設備に頼らなくても、土や植物の力を借りることで安全で快適な環境をつくることができます。

笑土(わらど)工法でグラウンドの土壌環境を整える
こうした自然の力を生かす具体的な方法として、私たちが提案しているのが笑土工法です。これは土の性質を根本から見直して、水はけの良さと砂ぼこりの出にくさを両立させる技術です。
この工法は土壌を改良するヘルシークレー工法という技術と、表面を保護する技術を組み合わせたものです。もともとある土の力を引き出して、自然の働きが長続きするように工夫されています。
雨が降っても水が地面にスッと染み込むため、水たまりができにくくなります。ぬかるみも減るので、雨のあとでもすぐにグラウンドを使えるようになります。これは使う人にとって大きな利点です。
また乾燥した日でも土が適度に水分を保つため、砂ぼこりが舞い上がりにくくなります。近所への砂の飛散を防ぎ、外で遊ぶ子どもたちの健康を守ることにもつながります。
どのような効果が期待できるのか
ここで設計に関わる方や施設を使う方にとって、どのような良さがあるのかを表にまとめました。立場によって求めるものは異なりますが、それぞれに利点があることがわかります。
| 立場 | おもな悩み | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| 設計担当の方 | 水はけと環境配慮 | 雨水の浸透と暑さ対策 |
| 先生や園長先生 | ぬかるみと砂ぼこり | 雨上がりもすぐ使える |
| 近隣にお住まいの方 | 風の日の砂の飛散 | 砂ぼこりが減り快適 |
ただし保水量や温度が下がる効果は、季節や天候などの条件によって変わります。どんな場所でもまったく同じ効果が出るわけではありません。その場所の土の性質に合わせて調整することが大切になります。
詳しい費用については個別にお見積もりいたします。価格は2026年8月時点。変わることがあります。施工にかかる日数も広さによって異なりますので、まずはご相談ください。
それぞれの目的にあわせた活用を
グラウンドや公園の整備は、使う子どもたちのためにも、地域全体の環境のためにも重要です。自然の力を生かした施設づくりは、これからの社会でさらに求められるようになります。
設計担当者様へお知らせします。この工法はグリーンインフラの要素として仕様に組み込むことが可能です。詳細なデータをご用意していますので、ぜひ資料をダウンロードしてご検討ください。
学校の先生や保育園の園長先生へ。校庭のぬかるみや砂ぼこりでお困りでしたら、土の性質を直すことで改善できるかもしれません。お気軽にお問い合わせください。
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