「グラウンドに水たまりができやすい…」
「雨が降るとグラウンドがぐちゃぐちゃで使えなくなる…」
このような悩みをお持ちの皆様、グラウンドの水はけ対策に「暗渠排水」を検討されていませんか?
暗渠排水は、地中に埋設したパイプを通して水を排出する効果的な排水システムですが、適切な設計・施工を行わないと十分な効果を発揮できない場合があります。
ひどい場合には、水勾配のバランスが崩れてしまい、水の通る道(上記画像のように土が削れる状態)ができてしまいます。
この記事では、グラウンドの暗渠排水について、基礎知識からよくある失敗例まで詳しく解説します。また、暗渠排水の効果を最大限に引き出す「笑土工法(わらど工法)」についても解説いたします。ぜひ最後までご覧ください。
目次
グラウンドの暗渠排水とは?仕組みを解説
暗渠排水とは、地中に埋設したパイプ(暗渠管)を通して、地表に溜まった水を排水するシステムです。雨水はグラウンドの表面から浸透し、暗渠管に集められ、排水溝や集水桝に導かれて場外へ排出されます。
暗渠排水が機能しない?よくある失敗例
暗渠排水を導入しても、期待通りの効果が得られない場合があります。
よくある失敗例としては、以下の点が挙げられます。
表層土の透水性が低い
粘土質の土壌など、透水性が低い場合は、水が暗渠管まで浸透しにくいため、効果が半減してしまいます。例えば、粘土質の土壌は粒子が細かく、隙間が少ないため、水を通しにくい性質があります。
このような土壌では、雨が降っても地表に水が溜まりやすく、暗渠管に到達するまでに時間がかかってしまうため、十分な浸透排水効果が得られません。
水勾配が不適切
グラウンドの表面に適切な水勾配(3~5‰)がないと、表面に大量の水たまりが発生して、水が暗渠管に浸透する量が追い付かず、水たまりが発生する原因となります。
水は高いところから低いところへ流れるため、グラウンドに適切な傾斜をつける必要があります。傾斜が不十分だと、水が特定の場所に溜まってしまい、水たまりやぬかるみが発生しやすくなります。
暗渠管の詰まり
細かい土砂などが暗渠管やフィルター層に詰まり、排水不良を引き起こすことがあります。暗渠管は地中に埋設されているため、定期的な点検や清掃が難しい箇所です。そのため、長年の使用で単粒砕石や砂などのフィルター層に細かい土砂が蓄積し、管が詰まってしまうことがあります。
排水設備の能力不足
集水桝や排水溝の能力が不足していると、処理しきれない水が溢れる可能性があります。
排水設備の能力は、グラウンドの面積や降雨量などを考慮して適切に設計する必要があります。
暗渠排水の効果を最大限に引き出す笑土工法
水はけが改善しない場合は、ヘルシー・スポーツ建設㈱の笑土工法(わらど工法)による施工で、表層の土を改良するのがおすすめです。
笑土工法(わらど工法)によって、もともと備わっていた既設の暗渠排水施設(暗渠管・浸透桝)や新規設計・施工する現場でも性能を最大限に引き出すことができ、表面に水が溢れてくることもありません。
(上記画像は、グリーン部分が笑土(わらど)工法で、右側は未施工の一般的なグラウンドです。)
クレイグラウンドに降り注いだ雨水の7割以上が表面排水です。
表面排水では排水することができなかった3割ほどの雨水、つまり水たまりの元となっているものを、【笑土(わらど)工法】で改良した土に浸透させれば効率よく水はけをよくすることができます。
従来の土壌では水が浸透しにくいため、暗渠排水管を設置しても十分な効果を発揮できないケースがありました。
しかし、ヘルシークレー工法で土壌改良を行うことで、水が効率的に暗渠管に流れ込み、排水効果が最大限に引き出されます。
もちろん地中に暗渠排水管がないとしても、笑土(わらど)工法によって改良された土によって、浸透・透水され水たまりやぬかるみの原因となる残り水を大幅に抑制することができます。
笑土(わらど)工法の仕組みについては下記映像をご確認ください。
お気軽にお問い合わせください!
運動場やグラウンドの土壌改良についてご不明な点がございましたら、お気軽にヘルシー・スポーツ建設㈱までお問い合わせください。専門家が丁寧に対応させていただきます。
水たまり・ぬかるみ、土埃・砂ぼこり対策のことなら
「土のスペシャリスト」にご相談ください!
元請・下請工事問わず、誠心誠意対応します
詳しい価格を知りたい方はこちら
図面や各工法資料をお求めの方はこちら
参考価格を知りたい方はこちら
土壌・工法についてのご相談はこちら