土壌に優れた水はけ
保水性を持たせることで、
砂ぼこり・土埃・ぬかるみを防ぎ、
さらに地面からの気化熱作用により
熱中症も予防します。

ここがすごい!
ヘルシークレー工法

point 1 水はけが良い

土粒子を団粒化させ、多孔質状態を形成するため、排水性が良い。

point 2 砂埃・土埃対策

保水状態の持続が可能なため、防塵効果が期待できる。

point 3 排水性能

浸透した水が濁水化しないため、暗渠排水管および路盤層の目詰まりを起こしにくい。

point 4 高浸透・高保水

浸透性と保水性に優れ、降雨時の流出係数を低減できるため、雨水流出抑制効果が期待できる。

point 5 ぬかるみ防止

シルト分を凝縮し、団粒化させるため泥濘化しにくく、初期雨水による汚濁水流出の防止効果が期待できる。

point 6 低コスト&エコ

現地土のリサイクル工法としても対応できる。

ヘルシークレー工法を、
動画でわかりやすく解説します!!

ヘルシークレー工法とは

  • グラウンドや運動場の土の泥濘(ぬかるみ)・水溜り・砂埃の発生を抑制する土壌改良工法です。
  • 土壌団粒化資材のHCソイルアジャストと現況土又は岩瀬砂や真砂土を使用して、現地で土壌改良する材料費・工事費込みの工法です。(直接工事費)

最大の特徴は、約 20ℓ/㎡もの保水量

10cmの厚みを施工した場合、1平方メートルあたり約20リットルもの水分を保水することが可能です。この水分は約一週間をかけて徐々に気化します。その気化熱こそがヒートアイランド現象による気温の上昇を抑えます。従来の土系施工と温度を比較すると、平均3~5度の温度差があり、熱中症対策にも役立ちます。保水量以上の水分は、 7mm/h~17mm/hのスピードで随時、土中へ透水します。
※浸透スピードは温度や湿度など、気象条件によって変化します。

運動場の熱中症対策にも
気化熱作用で表面温度を下げる

熱をもったグラウンドのサーモグラフィ

ヘルシークレー工法(透水性保水型工法)の気化熱により自然冷却されたグラウンドのサーモグラフィ

晴れた時に気化することで表面の温度を下げながら水分を放出するから、砂埃対策・熱中症対策・ヒートアイランド対策がすべて叶う。自らグランドコンディションを最適に保つ能力を持った土壌に改良する工法。それがヘルシークレーというわけです。

ぬかるみ・水溜りを防ぐ
団粒構造のメカニズム

土を立体網目状の団粒構造に改良する事により雨水の水はけと保水性を高めます。
団粒構造に改良した土は微粒子が結合し塊を作るため、排水性がよくなります。

浸透した水の濁りの差を比べる実験

団粒構造でない土(単粒構造)

単粒構造の土は水を入れるとぬかるむ。ぬかるんだ状態でさらに水をかけると土の粒子が水と一緒に流れ落ちる。

【透水性保水型改良】を施した土
(団粒構造)


団粒構造の土には連続した大小の空隙ができる。水をかけても、土の粒子と粒子が結びついているため、流れ落ちる水は澄んでいる。

他の工法との比較

工法名 写真 概要 工事費 工事期間 透水性 保水性 防塵性 耐雑草 足の負担 降雨後の使用性
ヘルシークレー工法 ヘルシークレー工法 現地土に透水性土壌改良剤(水溶液)を散布混合し、瞬時に土粒子(シルト分)を団粒化させたもの
真砂土(岩瀬砂)舗装 砂土(岩瀬砂)舗装 天然の良質真砂土(岩瀬砂)を単体で使用するもの
樹皮混合舗装 樹皮混合舗装 天然の真砂土に杉、桧の樹皮を精製したもの(環境型有機土壌改良材)を混入させるもの
耐水舗装 耐水舗装 天然の真砂土に浄水場で発生する産業廃棄物をリサイクルした素地を混合させたもの
緑色
スクリーニングス舗装
スクリーニングス舗装 天然の真砂土に天然の緑色変成岩(緑輝岩)を粉砕し、粒度を調整したものを表層上部に施工するもの ×

導入のメリット

降雨後の水溜り・泥濘化(ぬかるみ)を抑えます。

ヘルシークレー工法により改良された土壌は、水はけが改良され、排水性能が向上することで降雨後の水溜り・ぬかるみの発生を抑えます。

砂ぼこり・土ぼこりが立ちにくい

厚さ10㎝あたり約20ℓ/㎡という優れた保水性で、乾燥や強風による砂ぼこり・土埃が立ちにくく、ひび割れも防ぎます。

グラウンドでの熱中症予防に

夏のアスリートにとって大敵となる熱中症・ヒートアイランド現象も、表層に溜めていた水分を気化させることにより土壌の表面を快適な温度に保ちます。

土の硬さが調整できる

アスリートが競技や練習を行う競技場では団粒構造を細かくして、衝撃を吸収させる。逆に多くの人が通行する遊歩道や公園などでは団粒構造を大きくして固めにするなど、導入する場所や使用者に合わせたきめ細かい配慮や調整をすることが可能です。

低コスト・短期間・エコに導入できる

通常、土壌改良や土質改良といえば、表層土を掘削して新しい土を入れる工法が取られますが、ヘルシークレー工法は団粒化資材を用いて撹拌することで、現況土の機能・性能を高めて再利用します。基本的な作業に掛かる費用は団粒化資材の費用と、土を撹拌するための機材費、人件費だけ。土の入れ替えなどの大掛かりな工事が不要で、工期も短く、大幅なコストダウンを実現します。さらに、残土も出ない分、環境への負荷も抑えることが可能です。

ヘルシークレー工法の施工単価

1平方メートルあたりの施工
単価3,200円~

砂ぼこり対策

土埃対策

ぬかるみ対策

  • 表層厚が100,0mm。現状土を利用した場合の直接工事。
  • 別途、重機回送費と消費税が掛かります。さらに詳しい価格の情報は価格一覧をご確認ください。

ヘルシークレー工法はこんな用途・
場所におすすめします。

おすすめ用途

熱中症対策、環境対策、ヒートアイランド対策、災害対策(ゲリラ豪雨・洪水・地震)、水道再利用、土埃対策、ぬかるみ対策、地面冷却対策、路面冷却対策、排水・水はけ対策、防草対策、コストダウン対策、土壌改良・土質改良対策、団粒化、暗渠排水との併用など

おすすめ施工箇所

サッカー場、フットサル場、テニスコート、陸上競技場、野球場、ラグビー場、ランニングコース、競馬場、公園、遊歩道、緑地帯、花壇植栽、芝生下地、空き地、駐車場、中央分離帯、植栽枡、ビルの外空間緑地、植物園、動物園、病院、公共施設、庁舎、ショッピングセンター、など

ヘルシークレー工法 導入事例

土の硬さを調整可能なヘルシークレー工法は、導入する場所を選びません。
グラウンドや学校の校庭はもちろん、古墳のような文化財から、人の行き来が激しい競技場、公園、動物園などの公共施設まで幅広く導入されており、土でなければならない場所には最適な工法と自負しております。

CASE1静岡県三島市 向山古墳群公園

着工開始

貴重な文化財である古墳が存在するようなデリケートな土壌にも、ヘルシークレー工法なら問題なく力を発揮します。

着工中

混合土を敷き、厚みを均一に整え、表面処理剤を散布します。散布完了後、転圧・ブラッシングを行います。


完 了

ヘルシークレー工法の施工完了後の状態です。周りの景観と調和した歩きやすい遠路に仕上がりました。

透水性と保水性が向上した路面は歩きやすく、雨の後でもぬかるみづらく快適です。歩きやすさを考慮し、硬めの園路に仕上げるため大き目の団粒構造に調整しました。ご来場されたお客様にも好評をいただいています。

CASE2千葉県四街道市 フットサルコート

着工前

荒地を改良してフットサルコートを施工しました。


着工中

現状土を整正し新土を改良して敷きならし、厚みを均一に整え、転圧・ブラッシングを行います。


完 了

ヘルシークレー施工完了後人工芝を敷設し、フットサルコートの完成です。

従来はこの下地がアスファルトやコンクリートだった為、プレーヤーの足腰への負担が大きく、弊害となっておりました。ヘルシークレーはその不安を取り除きました。

その他の導入事例はこちら

公共工事実績一覧

民間工事実績一覧

ヘルシークレー工法の注意点

  • 各使用材料や工法の透水・保水データーなどは第三者機関での測定数値結果に基づいて弊社及び全国の提携先企業がご提案・施工・管理を行っております。
  • 参考施工価格は一般財団法人 経済調査会が月刊している積算資料に公表価格としてヘルシークレー工法が掲載されています。
  • 『ヘルシークレー工法』及び『HC ソイルアジャスト』は弊社の登録済み商標です。
  • ヘルシークレー工法と称しながら土壌団粒化資材のHCソイルアジャストを使用せず、他の類似材料等を土と撹拌・混合して、本来の効果が発揮しない施工をされる企業等が稀に在るそうですので十分ご注意ください。
    ※弊社とは一切関連ございません。