
「グラウンドの改修工事は、費用をかければ性能が上がる。しかし予算には限りがあるため、どこかで妥協が必要だ。」 施設の改修計画の設計に携わるご担当者様であれば、いわば常識だとお考えかもしれません。
しかし、もしその常識を覆し、「コストを大幅に削減」しながら、同時に「性能を根本から向上させる」工法が存在するとしたらどうでしょうか。
本記事では、その問いに対する明確な答えとして、当社独自の『ヘルシークレー工法』をご紹介します。「なぜ、そんな都合の良いことが可能なのか?」という専門家の皆様の疑問に、『現状土リサイクル』という手法の経済合理性と、『団粒構造』という土壌改良方法の観点から、その技術的根拠を論理的に解説します。
従来のグラウンド改修が高額になる構造的な理由
まず、グラウンド改修の費用がなぜ高額になるのか、その構造を分解してみましょう。従来の「土の入れ替え」を前提とした工事の見積書では、大きく分けて三つのコストが大部分を占めています。
一つ目は現地土の残土処理費です。これは現在のグラウンドの土を掘削し、「産業廃棄物」として場外へ搬出・処分するための費用です。運搬距離や処分場の受け入れ価格によって変動し、昨今では費用が高騰する傾向にあります。
二つ目は新規購入土砂費です。グラウンドに適した新しい土などを購入するための費用で、品質にこだわればこだわるほど、材料費は高くなります。
三つ目は運搬費です。先の二つに伴う、大型ダンプトラックによる土砂の往復運搬費用です。これもまた、現場と採取地・処分場の距離に応じて増大します。
つまり、従来の施工方法は「今ある土を捨て、新しい土を買って運ぶ」というプロセスに、費用の大部分を費やしているのです。この構造自体が、高コスト化の根本的な原因と言えます。

コスト削減の根拠となる発想の転換
『ヘルシークレー工法』が改修費用を劇的に抑えられる理由は、前章で述べた高コストの構造を根底から覆す、シンプルな発想の転換にあります。
それは、「今ある土を“廃棄物”ではなく“資源”として捉え、その場で再生(リサイクル)して再利用する」という考え方です。※一部再利用できない場合もあります。
この『現地土リサイクル工法』は、グラウンドの土を場外へ搬出することなく、土壌団粒化資材『HCソイルアジャスト』を混合・攪拌することで、土壌そのものを最適な状態に改良します。
これにより、従来の施工方法で必須だった残土処理費、新規購入土砂費、そして高額な運搬費を構造的に、大幅に削減することが可能となります。これは単なるコスト削減ではなく、工法のプロセス自体に組み込まれた、極めて高い経済合理性なのです。
性能向上を裏付ける土壌改良技術
コスト削減の理由はご理解いただけたかと思います。しかし、重要なのは「安かろう悪かろう」ではない、という点です。ヘルシークレー工法は、なぜ水はけやぬかるみといった問題を根本から解決できるのでしょうか。
そのポイントが、土の『団粒構造』化技術にあります。
通常の土壌(単粒構造)では、土の粒子がバラバラに存在し、雨が降るとその隙間が粘土粒子で埋まってしまい、水を通さなくなります。これがぬかるみの原因です。 一方、ヘルシークレー工法で改良された土壌は、土の粒子が互いに結びつき、小さな塊(団粒)を形成します。この『団粒構造』になると、土の内部に大小二種類の隙間が生まれるのです。

一つは、団粒と団粒の間に生まれる大きな隙間(粗大間隙)です。ここが雨水をスピーディに地中へ排水する通り道となり、表面に水が溜まらない抜群の透水性を発揮します。
もう一つは、団粒の内部にできる小さな隙間(毛管間隙)です。ここが適度な水分を保持する役割を果たし、土の乾燥を防ぎ、良好なコンディションと砂ぼこり抑制に必要な保水性を維持します。
つまり、「不要な水は速やかに排出し、必要な水分は保持する」という、一見矛盾した理想的な状態を創り出すこと。これが、水はけ問題を根本から解決する技術的根拠です。
証明される多面的な価値
『ヘルシークレー工法』がもたらす価値は、コスト削減と水はけ改善だけに留まりません。『団粒構造』が持つ優れた物理特性は、施設全体の価値を高める多面的なメリットを生み出します。
まずは熱中症対策です。優れた保水性により、散水した水分が長時間保持され、その気化熱冷却効果で真夏の地表面温度を平均で3〜5℃も低下させることが実証されています。これは利用者の健康上の安全を守る上で、極めて重要な付加価値です。

次に砂ぼこりの抑制です。土が適度な湿潤状態を保つため、乾燥による砂ぼこりの飛散を強力に抑制します。これにより、利用者の健康はもちろん、近隣への砂ぼこりトラブルを防ぎ、良好な関係を維持することにも繋がります。
そして利用者の安全性向上です。土が本来持つ力で安定させるため、地表面は必要以上に硬化しません。適度な弾力を保ち、転倒時の衝撃を緩和する効果も期待できます。
経済合理性の高い選択『ヘルシークレー工法』
本記事では、「なぜ『現地土リサイクル工法』はグラウンド改修費用を抑え、水はけ問題を根本解決できるのか?」という問いに対し、その技術的根拠を解説してきました。
従来の工法は「廃棄」と「購入」のプロセスが高コストの原因であること。ヘルシークレー工法は「現地土リサイクル」により、このコスト構造自体を解消すること。そして「団粒構造」という土壌改良技術に基づき、土の性能を根本から向上させ、熱中症対策などの多面的な付加価値も生み出すこと。
以上のことから、『ヘルシークレー工法』は、単なる感覚や経験則に基づく工法ではなく、科学的・論理的な裏付けを持つ、極めて経済合理性の高い選択肢であるとご理解いただけたかと存じます。
施設の改修計画において、論理的で費用対効果の高い工法をお探しの際は、ぜひ当社までご相談ください。ご要望に応じて、工法の資料のご提供やご提案を全国対応で可能です。
水たまり・ぬかるみ、土埃・砂ぼこり対策のことなら
「土のスペシャリスト」にご相談ください!
元請・下請工事問わず、誠心誠意対応します
詳しい価格を知りたい方はこちら
図面や各工法資料をお求めの方はこちら
参考価格を知りたい方はこちら
土壌・工法についてのご相談はこちら
