園庭の土の種類と選び方|「岩瀬砂(真砂土)」の特徴から水はけ・砂埃対策までプロが解説

園庭のグラウンドを見つめて、もっと良い状態にできないものかと悩まれる園長先生や施設管理者様は少なくありません。

子供たちが転んでも痛くない地面にしたい。風の強い日の砂埃を止めたい。雨上がりでもすぐに遊べるようにしたい。

園庭は、子供たちが人生で初めて全身を使って触れ合う自然であり、心身を育む大切な教室です。だからこそ、私たちヘルシー・スポーツ建設㈱は、土選びは単なる工事資材の選定ではなく、子供たちの未来を守る教育環境づくりそのものであると考えています。

本記事では、園庭や公園や学校などのグラウンドで最もスタンダードな表土である岩瀬砂(真砂土)について、実際に採掘場で品質を見極めてきたプロの視点から解説します。

なぜこの砂が選ばれるのか、業者選定の際に何を確認すれば失敗しないのか。そして、砂のポテンシャルを最大化するために、どのような工法を指定すべきか。教科書には載っていない現場の基準をお伝えします。

園庭・グラウンドに使われる砂の王道「岩瀬砂(真砂土)」とは

日本国内の学校グラウンド、幼稚園・保育園の園庭、そしてグラウンドのクレイ舗装において、最も多く採用されているのが真砂土(まさつち)と呼ばれる土です。

関東地方、特に私たちが拠点とするエリア周辺では、茨城県桜川市(旧岩瀬町)周辺で産出される良質な真砂土を岩瀬砂(いわせずな)と呼び、グラウンド用土のブランドとして重宝しています。

 

花崗岩が風化した水はけの良い土

専門的な解説を加えると、岩瀬砂(真砂土)とは、花崗岩(かこうがん)が長い年月をかけて風化し、砂状になったものです。

花崗岩は、石英や長石、雲母などの鉱物から成り立っています。これが風化して崩れることで、粘土分と砂分がバランスよく混ざり合った土になります。

海や川の砂は粒が揃いすぎており、固まる力が弱いため、園庭に敷くと足がとられて走りにくくなります。一方で、粘土質の強い赤土は、固まるとカチカチになり、雨が降ると強烈なぬかるみになります。

岩瀬砂は、これらの中間に位置し、適度に固まり、適度に水を通すという、グラウンド材として適した特性を持っているのです。

 

なぜ園庭に「岩瀬砂(真砂土)」が選ばれるのか?3つのメリット

長年グラウンドづくりに携わってきた私たちが、園庭の改修や新設において、岩瀬砂を第一候補として推奨するのには、明確な3つの理由があります。

 

1. 水はけが良く、適度な保水性がある

園庭管理で最大の悩みといえば水はけです。

岩瀬砂は、砂質主体で比重が重いため、粒子と粒子の間に水が通る隙間ができやすく、粘土質の土に比べて透水性(水はけ)に優れています。

雨が上がった後、水たまりが引くのが早ければ、それだけ子供たちが外で遊べる時間が増えます。施設の稼働率を上げるという意味でも、岩瀬砂は非常に優秀な素材です。

 

2. 雑草が生えにくく衛生的

意外と知られていないメリットが防草効果です。

黒土や畑の土には有機物(植物の栄養)が豊富に含まれていますが、花崗岩由来の岩瀬砂には栄養分がほとんど含まれていません。そのため、雑草が繁茂しにくく、草むしりの手間を大幅に軽減できます。

また、有機物が少ない環境は、ダンゴムシ以外の不快害虫(ムカデや蚊の幼虫など)の発生を抑える効果も期待でき、衛生面を重視する幼児教育施設には適しています。

 

3. 子供の足腰を守るクッション性

アスファルトやコンクリートの園庭が増えつつありますが、成長期の子供たちの足腰への負担を考えると、やはり土のグラウンドには大きなメリットがあります。

適度な粘性を持つ岩瀬砂は、踏み固めると締まりが出ますが、同時に土特有の柔らかさ(衝撃吸収性)を維持します。転倒時の擦り傷や打撲のリスクを軽減し、裸足保育など土の感触を大切にする教育方針にも合致します。

 

安全な園庭にするための「業者選定」のポイント

ここまで岩瀬砂のメリットをお伝えしましたが、ここで一つ、発注者として非常に重要な注意点があります。

岩瀬砂を指定すれば、どの業者に頼んでも同じ品質の園庭ができるわけではないということです。

園庭の砂選びで、管理者が最も業者に確認すべきポイント。それは粒度調整(ふるい分け)が行われた材料を使用しているかどうかです。

 

採掘場での品質管理を確認する

先日、私たちは茨城県内の岩瀬砂採掘場・加工プラントへ視察に行ってきました。

そこでは、山から掘り出した土をそのまま出荷するのではなく、巨大な機械にかけて丁寧に選別を行っていました。

(※ここに採掘場・ふるい分け作業の写真を配置)

 

「山出し(未調整)」と「改良岩瀬砂」の違い

コストダウンを優先する工事では、この選別工程を経ていない山出しの土が提案されることがあります。しかし、山出しの土には、こぶし大の石や、鋭利な岩の破片、木の根などが混入しているリスクがあります。

未調整の土が使われると、子供が転んだ際、土の中に隠れていた鋭った石で膝を深く切ってしまう事故につながりかねません。

一方で、私たちが使用する改良岩瀬砂は、一定の規格の網目でふるいにかけられ、粒の大きさが均一に揃えられています。写真をご覧いただければ分かる通り、きめが細かく、手で握っても痛くありません。

見積もりや提案を受ける際は、岩瀬砂という名称だけで安心せず、粒度調整済みのものを使用しているか、石の混入リスクはないかを業者に問いかけることが、管理者の責任として非常に重要です。

 

砂の入れ替えだけでは防げない「砂埃」と「ぬかるみ」の壁

ここまで良い砂の選び方をお話ししましたが、さらに一歩踏み込んだ現場の現実をお伝えしなければなりません。

いくら最高級グレードの岩瀬砂を選定し、丁寧に入れ替え工事を行ったとしても、砂(土)という素材単体では、どうしても解決できない物理的な課題が残ります。それは、日本の気候環境による乾燥と豪雨の影響です。

1. 乾燥時の砂埃

冬場の乾燥した空気と強風により、表面の砂が舞い上がる現象です。

近隣の住宅から洗濯物が汚れると苦情が来たり、園児の目に入ったりすることがあります。こうした悩みは、単なる砂の補充では解決しません。むしろ、新しい砂を入れた直後の方が、粒子が細かいため舞い上がりやすいことさえあります。

 

2. 雨上がりのぬかるみ

近年増加しているゲリラ豪雨。一度に大量の雨が降ると、岩瀬砂の排水能力だけでは処理しきれず、表面がドロドロの沼状態になります。

泥だらけの服の洗濯が大変と保護者から言われたり、室内や廊下まで泥が上がって掃除が大変だったりと、現場の先生方にとって切実な問題です。

 

3. 夏の熱中症リスク

保水力のない土は、夏場の直射日光を受けるとすぐに乾き、地表温度が急激に上昇することがあります。背の低い幼児は、大人よりも地面からの輻射熱を強く受け、熱中症のリスクがより高まります。

これらの問題を根本解決するには、単に土を入れ替える工事ではなく、土の性質そのものを変える(改良する)工法を選定する必要があります。

 

岩瀬砂の弱点を克服する「ヘルシークレー工法」という選択肢

私たちヘルシー・スポーツ建設㈱が提案するのは、良質な岩瀬砂(真砂土)のメリット(感触・衛生面)を活かしつつ、デメリット(埃・ぬかるみ)を解消するヘルシークレー工法です。

これは、搬入した岩瀬砂や現地の土に、自然由来の特殊な土壌改良材(HCソイルアジャスト)を混合するよう指定し、土の構造を団粒構造(だんりゅうこうぞう)へと作り変える技術です。

 

団粒構造がもたらす効果

団粒構造とは、土の粒子同士がくっつき合い、小さな団子のような塊が無数にある状態のことを指します。

この構造を作ることで、園庭の土は劇的に機能が向上します。

  1. 透水性の向上
  2. 保水性による砂埃抑制
  3. 化熱による熱中症対策

さらに、表面を天然石の微粉末(ヘルシーグリーン)で被覆する笑土(わらど)工法であれば、防塵効果と水はけ効果はさらに高まります。

土のグラウンドの良さを残したまま、天然芝に近い快適性と機能性を手に入れることができる工法として、多くの施設で採用されています。

 

メンテナンスとコスト(長期的な視点での発注)

土壌改良工事は、砂を入れるだけよりも費用がかかるのでは?そのように懸念される管理者様もいらっしゃいます。確かに初期費用は、単純な砂の補充よりも高くなります。

しかし、長期的な維持管理コスト(ライフサイクルコスト)で比較検討してみてください。ただ砂を足すだけの対症療法を毎年繰り返していませんか?

砂埃のクレーム対応や、泥かき作業に先生方の貴重な時間を奪われていませんか?

ヘルシークレー工法によって改良された土は、団粒構造が維持される限り効果が持続します。定期的なメンテナンス頻度は減り、何より雨上がり直後から使える、砂埃に悩まされないという毎日の快適さは、金額には代えがたい価値を生み出します。

また、既存の土を産業廃棄物として捨てずに再利用(リサイクル)して改良することも可能なため、環境負荷を減らし、処分費を削減するエコな選択肢としても、多くの自治体様から評価をいただいています。

 

理想の園庭・グラウンドを実現するために

園庭は、子供たちが毎日笑い、走り、成長する場所です。その足元を支える土の品質は、子供たちの安全と健康に直結しています。

うちの園庭には、どんな砂が合うのだろう?

予算内で、砂埃と水たまりの両方を解決したい。

そうお考えの園長先生、理事長様、施設の管理者様。業者選定や工法選びで迷われた際は、まずは土のプロフェッショナルにご相談ください。私たちは、各地域の採掘場から直送される良質な改良岩瀬砂の手配から、その土を活かす土壌改良工事まで、貴園の状況に合わせたベストプランをご提案します。

笑顔にさせる土で、理想の園庭を一緒につくりませんか?

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